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【オメガヴァンパイア】感想 #1

オメガヴァンパイア DVD通常版

オメガヴァンパイア DVD通常版

  • 発売日: 2017/10/27
  • メディア: DVD-ROM
 

 花梨シャノアールΩのオメガヴァンパイアを始めました。
 発売当初からプレイしよう、プレイしようと思いつつ、なんだかんだしているうちに早5年が経過。ステイホームをきっかけに、ようやくのプレイです。

 花梨シャノアールΩさんの「絶対に女性は登場させない」という強い意志は今作も健在。ひとまず途中までの感想を、備忘がてら。

 

1)碧井ルート

 眼鏡キャラはそれほど刺さらない&世界観の大枠を把握するのに良さそう、という理由で、碧井ルートから始めました。感想は、「へ・・・変態の方・・・?」

 刑一が半ヴァンパイアになるきっかけを作った張本人ということで、その辺りのネタバレも有るのかと思いきや、あまり謎解きはなく、消化不良でした。真祖がなんなのかは置いておくとして、刑一の出生(レッドマーケットとの関係)、なぜΩになったのか、碧井十蔵が刹那に宿っていたとはどういうことなのか(これは真祖関係ですかね)、等々、いろいろな疑問が残ります。

 各ルートで断片的に情報が明らかになっていくのだと思うのですが、碧井ルートでけっこう解説した気になっている感あるのが怖いところですね。ヴァンパイアの設定にしても、後半で「実はこんな能力もあります」という後付け的な展開があるので、 シナリオについてはやや心配気味です。それ、共通ルートで言ってよ、的な。オメルタのときは、シナリオ周りは特に心配なかったのですが。

 刑一が碧井に惹かれていく理由も、もともと中学時代の憧れがあったとはいえ、「自分をダンプカーに轢かせてヴァンパイア化した人間を赦せるのか?」と疑問に思いました。感情移入しづらかったです。

 碧井ルート自体は今ひとつでしたが、白狼ルートでの保護者参観など、サブキャラとしてのネタキャラ感はとっても好きでした。どんどん出てきてほしいです。

 

2)白狼ルート

 古き良きツンデレ。Ω同士なのでニャンニャンするのかなと思いきや、どちらかというと友達、同級生的な感じで、なかなかよかったです。可愛らしいビジュアルの割に、ちゃんと男の子だったのもよかった。

 おそらくオメガヴァンパイア全体の本筋にはあまり関わってこないルートなのかなという印象でした。その分、碧井ルートと違って余計なモヤモヤが残らなかったです。

 白狼があまりにも源馬様LOVEなため、刑一を好きになったのが「自分を助けに来てくれたから」という風にも見えて、その単純さが可愛かったです。実際は、白狼にとって刑一は「自分と同じ中途半端/マイノリティ的な存在」でありつつ、「故郷の山や源馬、ソサエティ以外の新たな世界」でもあり、居場所を奪われる不安や、自己投影等々、ごちゃまぜの感情が向けられているのだと思うのですが。

 GOOD ENDで番になるのは、やっているときに「好き?」って聞かれて「好き」って答えちゃうような、フェ●チオしているときに「ちんぽ美味しい?」って聞かれて「美味しい」って答えちゃうようなグルーヴ感がありました。そういう勢いも、若いカップルらしくて好きでした。ED後は、ソサエティの保護者たちに見守られながら、関係を深めていくんでしょうね。

 

 両ルート終えて、楽しめているものの、世界設定にまだキャッチアップできていません。人工血液が5年前に開発された(=ヴァンパイアが世に出るようになった)ばかりな割に、ヴァンパイアが結構社会に溶け込んでいるように見えるのが引っかかっているような気がします。ニホンオオカミ(=狼人間?)狩りを踏まえると、ヴァンパイアも異形の存在として認知されていた気がするので、これまでの人間 vs ヴァンパイアの対立とか色々とあるようにも思うのですが。なにか自分が誤解しているのかもしれませんが、これから世界観なり、碧井ルートでわからなかった点などが明らかになっていくことに期待です。

 ヴァンパイア周りの設定は、全体的に東京喰種を感じました。コーヒー、血液を自在に操れる、等々。

 CGは全体的に大満足。個人的にはちんちんもっとでっかく描いて頂いて大丈夫です